UNIX MAGAZINE 1991年8月号

キーフレーズ

UNIX ファイル etc MAGAZINE システム クライアント monkey コマンド ファイルシステム NIS Sun usr NFS 1991 RFS サーバー SPARC UUCP ネットワーク 000 SunOS オプション マウント 場合 SPARCstation SUN file 機能 ワークステーション ページ 計算機 シリーズ 可能 uucp 設定 root passwd station 実行 プログラム bin ディスク CPU MHz 使用 ディレクトリ 指定 マシン aliases ウインドウ 表示 サポート ソフトウェア アプリケーション 環境 データ SCSI dev インターフェイス 利用 BSD I/O Subject Saber できる 必要 -3 登録商標 プロック nadia 営業所 開発 アクセス X11 処理 then DEC Motif Emacs インストール ファイルサーバー ypserv nfs 対応 mount 管理 変更 TEL getpage 日本 グループ Transferring local NEWS 情報 test ユーサー メモリ UFS

目次

0 $ & 0 ee 0 ee 日本語環境としては、この程度で十分でしよう。実際 に使ってみると、どれもとくに問題なく使うことができ ました。『日本語ユーティリティ RELEASE NOTES 』 は 20 ページほどの小冊子ですが、インストールについ ては十分な情報が記載されています。ただし、各ソフト ウェアのユーザーガイドについては、もうすこし詳しい 消費電流の測定 ものが欲しいと感しました。 っています 0Dhrystone 自身の誤差とカタログ値がもっ わけです。結果は、 38 , 461.5 ~ 41 , 999.2 までの値とな か、および register 宣言の有無の組合せで 4 種類になる プログラムを sysv 、 bsd43 のどちらでコンパイルするの は、 4 つに分けて記載してあります。 Dhrystone テスト います。実際の結果はどうでしようか ( 表 6 参照 ) 。結果 カタログによると、 Dhrystone 値は 43 , 000 となって Dhrystone の結果 イが意外に電気を消費しないのが印象的でした。 もうすこし大きくなることもあるでしよう。ディスプレ ーブドライプを動かしたりしていないので、通常電流は の値は小さくなっています。本体については、とくにテ はすこし大きな数値になっていますが、反対に通常電流 流の 2 種類を示してあります。ディスプレイの突入電流 表 5 は、消費電流の測定結果です。突入電流と通常電 の処理速度 らの結果は妥当な値といえるでしよう。 とも有利な状況での測定であろうことを考えると、これ UNIX MAGAZINE 1991.8 % time make BIG は、通常の手順に従い、 をそれぞれ測定しています。 X の作成時間について X の作成と X のドキュメントの処理に要した時間 ための 1 つの目安と考えてください。このテストでは、 た ( 次ページの表 7 参照 ) 。これは、性能を直観的にみる 例によって、 X の作成時間と処理時間も測定しまし 表 5 消費電流実測値 ディスプレイ 突入電流 5.13A 本体 ( 200MB 十 200MB ) 1.42A 合計 ( 6 ・ 55A ) 通常電流 0.98A 1.02A 2. IA 表 6 Dhrystone テストの結果 測定環境 sysv, register あり sysv, register なし bsd43,register あり bsd43 , register なし Dhrystone 値 41 , 999.2 41 , 999.2 38 , 461.5 40 , 000.0 ( いすれも一 04 でコンパイル、実行回数は 1 開万回 ) として initex と virtex を作るのにかかった時間を測 定します。コンパイル時に最適化を指定するオプション 、、一 O 〃は、 RS3230 では、、一 02 〃を、 Sun3 / 260 ではー OI 〃 を意味します 6 。そこで、 RS3230 のほうは一 OI と一 02 と 両方の時間を測定しました。比較のために、 Sun3 / 260 、 RS3230 だけでなく、 SPARCstation SLC (SunOS4. 0.3 ) 、 SPARCstation 2 (SunOS4.1.1 ) の結果も掲載し ました。 余談になりますが、コンパイルの際にすこし苦労した のでヒントを 1 つ紹介しておきます。 X のコンパイル では、 Makefile と site. h というファイルを編集して各 種の設定をしますが、この site. h というファイルの 71 行目あたりに、 typedef c 五矼 schar; という行があります。これを、 typedef siB1ed c 五矼 schar; とするとうまくコンパイルできます。 さて、 1bX のコンパイル時間 (virtex と initex の作 成時間 ) です。これは、、ユーサー時間十システム時間ク で、 RS3230 の一 OI では 124.0 秒、 -02 では 260.2 秒で す。 Sun3 / 260 が 646.0 秒ですから、 RS3230 は一 OI 、 ー 02 で Sun3 / 260 のそれぞれ 5.2 倍、 2.5 倍になりま す。この成績は、 SPARCstation2GX と比較しても抜 群によい成績 ( 3.2 倍、 1.9 倍 ) です。このコンパイルの局 速性は、 MUSBUS でもいかんなく発揮されています。 6 Sun3 の場合、 -01 はアセンプラのレベルでの最適化がおこなわれ、一 02 で はループの最適化や自動レジスタ割当てなどの最適化もおこなわれます。 RS3230 では、一 01 は素早く実行できるオプティマイズだけをおこない、 -02 では大域的な最適化をおこないます。 35

龜 e $ & 0 ce 0 ee 表 4 Mips V4.5x Contributed Software 日本言吾ユーティリティの内容 make kterm Wnn V4 wterm Nemacs 3.3.2 Wnn V3 wterm3 Nemacs 3.3.2 mh-6.6 xfed kanji-font xdsxdm xdsfc xdscu xdsgetty xplay xrecord kanji-font printer プログラム名 jfile kcat shar less Jstevie 容量 25KB 45KB 33KB 74KB 277KB 416KB 598KB 4. IMB 790KB 7.5MB 2. OMB 1. IMB 7.3MB 9.4MB 273KB 288KB 436KB 59KB 20KB 20KB 180KB 184KB 2.9MB 118KB パイナリ 漢字コード判定 漢字コード変換 シェルアーカイバ JIS 対応べージャ 内容 printer 用ユーティリティ XDS 用漢字フォント InputSyntheis ( 記録 ) InputSyntheis( 実行 ) XDS getty XDS cu XDS フォント・コンパイラ XDS ディスプレイ・マネージャー X ウインドウ用漢字フォント bdf フォントエデイタ 日本語 mh 日本語 Emacs かな漢字変換機能つき kterm かな漢字変換 日本語 Emacs かな漢字変換機能つき kterm かな漢字変換 漢字ターミナル・エミュレータ GNUmake JIS コード対応ⅵクローン プログラム名 jstevie make kterm Wnn V4 Nemacs 3.3.2 Wnn V3 wterm Nemacs 3.3.2 mh -6.6 xfed xdsxdm kanji-font-bdf 3 public ソース 5.3MB 442KB 2.5MB 288KB 512KB 334KB 705KB 1.3MB 607KB 4.5MB 1. OMB 12.6MB ( 含ます ) 460K B / 5.3MB / 2. IMB / 87KB / 296KB / 287KB / 1.5MB / 948K B 12.6MB 4.6MB 219KB 720KB 1.2MB 3.3MB 2 cornpress/uncornpress の状態での容量。 3 bnews2.11 、 junet 6.4j 、 rn が入っている。 1 1 クボタコンピュータから X 端木 ( X15 、 X19 、 X19turbo) を購入したと きに使用するソフトウェア。以降、 printer まで同様。 % jfile /bin/sh んと判別してくれました。ただし、バイナリファイルに JIS 、 EUC 、 SJIS のファイルでテストしたところ、きち 、対して jfile を実行すると、 /bin/sh : damaged shift j is kanj i with kana ga1J i と言われてしまいます。バイナリファイルについては、 % file /bin/sh /bin/sh: mpseb demand stripped file を使わなくてはならないようです。 version 2 .11 ・ kcat 漢字コ ・ kterm JIS 、 SJIS 、 EUC 間で変換可能です。 ード変換機能をもつ cat です。新 JIS 、旧 ・ Nemacs をインストールしてみました。 テープには Wnn 3.2 も入っていますが、今回は 4.03 ・ Wnn 4 この kterm のノヾージョンは 3.11 です。 34 字変換フロントエンド ( egg ) が含まれています。・ Emacs18.55 を日本語化した V3.3.2 です。かな漢 ] server との関係で、 Wnn 3.2 と Wnn 4.03 対応の 2 種類が入 っています。私たちは、 4.03 対応のほうを使いました。 ・ wterm UNIX MAGAZINE 1991.8 ー 1984 で定義されているものです。 5 もちろんこれらは別名で、長い本名をもっています。 kanji18 は、 JIS X 9051 a18 、 a18rk 、 kanji18 というフォントです 5 。 ・漢字フォント ったのは、 4.2 のほうです。 ジョンは 1 . 0 と 4.2 の両方が入っています。私たちが使 kterm です。 Nemacs と同様、 jserver との関係でバー ステータスラインでかな漢字変換がおこなえる

e $ & 0 ee 0 ce 引数 start で実行する。その結果、 nfsd 、 bind 、 lrpc. lockd 、 rpc. statd などが起動される。 4 ) /etc/getty の起動 inittab の rc2 のあとには、端末設定のためのエント リが書かれています。 やや駆足でしたが、 telinit コマンドを使うとどのよう な仕組みで起動・リプートがおこなわれるのか、お分か 標準で付属する日本語マニュアルは以下のような構成 ・インストール資料 になっています。 マニュアルについて りいただけたでしようか。 およびⅵ工デイタ、シェル、メールの送受信など、ユー ログインの方法、ウインドウの扱い方、基本コマンド ・ RISC/os ・ RISC Windows 入門 なんとか改善してほしいものです。 ウェアや OS の性能がとてもよいだけに、マニュアルは や明らかにそれと分かる間違いなどもあります。ハード すが、目次がないので使いやすいとはいえません。誤字 いわゆる、、管理者用マニュアル〃です。索引はありま ・ RISC/os システム管理者ガイド V01.1 & 2 や NFS などのインストールのガイドとなっています。 分に関するインストールのガイド、応用編は TCP/IP 導入編と応用編に分かれていて、導入編は基本的な部 ・ MIPS3230 システム技術参考資料 ザーとしての基本的な使用方法の解説です。 UNIX MAGAZINE 1991.8 RS3230 を購入しますが、オプションで「 Mips V4.5x 前述のように、日本国内ではクボタコンピュータから 日本語環境について よいとはいえ、やはり改善してほしいものです。 誤訳も散見されます。英語版のマニュアルを参照すれば ある次の行が空行のこともありました。また、明らかな の解説がありますが、「次のように入力します」と書いて PROM モニターのところにスタンドアローン・シェル れも、記述が不完全な箇所がありました。たとえば、 ハードウェアおよび一部ソフトウェアの解説です。 ContributedSoftware 日本語ユーティリティ」という テープも入手できます。このテープには、 kterm 、 Nemacs 、 Wnn などのバイナリとソースが収められて います ( 次ページの表 4 参照 ) 。これらのソフトウェアを 使うことによって、 JIS 、 EUC 、 SJIS などの漢字コード で日本語を扱うことができます。実際に、このテープに 含まれているいくっかのソフトウェアをインストールし て使ってみました。 なお SunOS の JLE 環境のような、 ・ファイル名などに日本語が使える ・ C などのプログラムで日本語が使える などの機能はありません。 さて、テープのなかのソフトウェアのインストールで すが、マニュアルに付属の『日本語ューティリティ RELEASENOTES 』というドキュメントには、次のよ うにタイフ。せよと書いてあります。 # mkdlr /usr/local # cd /usr/local # dd if=/dev/mt/m4 of=jinst # ⅲ / s . /j inst そのとおりにコマンドを入力し、 dd コマンドでストリ ーマテープ (/dev/rmt/m4) から、 jinst という名前でフ ァイルを取りだします。この jinst がインストール用の シェルスクリプトで、 Yes/No 形式で対話的に作業を進 めればインストールは完了します。バイナリが入ってい るのでコンパイルの必要はありませんし、必要な設定 (kterm 、 wterm の termcap や boot 時の jserver の 立ち上げなど ) もこのコマンドがやってくれるのですぐ に使えます。 さて、すべてのバイナリとソースをインストールする と、 uncompress した状態で 120MB ほどになり、今回 の構成ではディクス容量が足りなくなってしまいます。 そこで、次のようなバイナリを選んでインストールし、 日本語を含むファイルの漢字コードを判別します。 ・ jfile JIS 漢字のみに対応しています。 ・ less 使ってみました。 33